阿房久太郎・新聞の購読をやめる(阿房)

●私はかつて新聞は7誌くらいとっておりましたが、すっぱりやめました。理由は明解。購読する意味がないからであります。朝日・読売・毎日・日経・夕刊紙のいずれも不要であります。正確にいうと、紙の新聞をとらなくてもインターネットで充分にニュースを吟味できるし、逆にいえば個別の記事をもっと立体的に分析するような鋭さが新聞にないのであります。
●これは外国紙も同様。ワシントンポストもウオール・ストリ-トなんかも職業病のように、分厚い紙を毎朝くってみるような生活をしていたこともあります。しかしこれも全くナンセンス。第一インターネット等で紙で届く前にご連絡が来るような時代になってしましたから・・・。従ってこちらも近いうちにと思っていたら、ワシントンポストの方はアマゾンのベゾス氏が買収してしまうという事件が起きました。そんなこともあって、いい機会なのでこちらも停止することにしました。
●それじゃあ購読紙はなくなったのですかっていうと、そんなことはありません。新聞は全部インターネットに代えてしまいました。全部IPADで読んでしまうことにして、日本は産経と日経、アメリカはWall Streetを購読することにしました。部屋から紙がなくなってせいせいしました。困ることは何もなく、あえて言えば部屋の掃除に古紙を使っていたので、代わりがないとこまるなあと一瞬思ったくらいです・・・。
●しかしインターネットだけで購読するようになってくると、日本の新聞のつまらなさがまたひとしお感じられるようになってきました。政治や経済、文化などなど広範な範囲を取材領域にしているあまり、どれもこれも浅薄で、読み物として全然面白くありません。産経の方は、やや日中・日韓問題発生の時は、独自の意見なんかをやや誇大に書き連ねる部分があるにしても、(尊敬はしませんが)まあ面白いこともある。日経が価値を感じるのは、せいぜい文化欄くらいで、テレビ東京でやっている経済番組との相違がなく、同じ原液を同じように売るコカコーラ・ボトラーズのようなメディアだなあと、改めて思っちゃいました。
●そんなわけで、日本の新聞に失望した私は、結果的に、アメリカ以外に、フランスとドイツ、ロシアの新聞をインターネットで読むようになりました。例えばシリアに関するニュースなんかも、正直欧州やロシア紙の方がはるかに面白いし、例のCIAの工作員の一件も、日本のニュースは欧米紙の事後パクリのようなスピード感ですから話になりません・・・。紙の購読をやめるというところから始まったのですが、結果的につまらない日本のメディアへの失望感ばかりが高まってしまったという結果になりました。皆様も十分ご吟味ください。

阿房久太郎・本の所有をやめる(阿房)

●とかく境界経済人の中では軽佻浮薄のそしりを逃れえない阿房でございます。わたくし名前の通りアホウでございますが、最近思い切ってやめたことがあります。それは本を所有するということです。
●阿房のような雑学・収集の虫ならずとも、世の男性諸兄というのはどうも本を棚に並べたがる習性があります。墓場にまで持っていけるわけでもなく、たまにやってくる知人に見せたいなどという虚栄心や、阿房のように単に自堕落で掃除が嫌い云々という理由以外、いったい何の目的がありましょう。いやいやもう一度読みたいからなどと弁明する人もいるわけですが、世の中をぐるりと眺めてみても、一度読んだ本を再読するなどという高等な人種はレアメタル並に稀です。つまりほとんど何の目的もないっていうことです。
●今年に入ってそう思い立った私は、早速対策を開始しました。主な内容は、持っている本を全部スキャナーで読み取ってもらって、IPAD用のPDFファイルに変換。従って、一千冊に及ぶ雑学書籍はただの電子データになったのです!(世の中ではこのようなことを”自炊”というらしいですが・・・)。
●この自炊という行為、ばかばかしく非効率かと思っていたのですが、本をダンボール箱に入れて送り付けると全部読み取ってファイルにしてくれる業者もいますし、自分でやりたいという向きのためには、高速スキャナーが割にリーズナブルな値段で販売されているので、まったく問題ありませんでした。部屋はすっきりさわやかになり、毎度家族から嫌味を言われる苦痛からも解放されたのです。
●興味深いのはここからです。世の中には、結局のところ本で読むほうが楽だと思う人がいるでしょう。しかしそれは誤りです。ジョブズ氏の異様なこだわりで作られたIPADと専用アプリで読んでいる感じは、明らかに紙の本を読むよりも楽です。まず老眼も入ってきて文庫本を読んでいるときに感じる目の疲れがありません。専用アプリの方も、まさに本をめくっているような感じで全くストレスがないのです。これは驚きでした。今では逆に普通の本を読むのがすっかり苦痛になって、文庫本や新書サイズの本を読むことが皆無になりました。ホントに世の中進歩しているんですね~。
●そのようなわけで、阿房としてはこの手のデジタル新時代の男のこだわり書斎術のようなものを、何回かに分けてご紹介します。今回ご紹介したアナログ書籍からの離脱に限らず、世の中の進歩を着実に取り込める生活革新のアイデアを都度ご紹介していきたいと思います。
●ちなみに今回ご紹介した環境ですが、IPAD Retinaモデル(64GB)、専用アプリ(i文庫HD)となります。世の中ではタブレット製品は多々あるのでしょうが、使用に耐える組み合わせはこれ以外にはないと独断と偏見で決定した次第。パネルが小さなサイズの製品や、Googleのものなどもあるのでしょうが、快適な環境にこだわる諸兄が選択するシナリオではありません。